比嘉姉妹の新作出てるぅぅ!
といことで購入。以下ネタバレあり。
今回は悪夢の話なのだが、冒頭から妊婦さんと新生児や胎児が
殺されまくって大分胸糞です。
その事件後に唐突にはじまる『僕』の話。
この僕になぜ名前がないのか、そして僕は悪夢を見続け
友人達も同じ夢を見ながら1人ずつ死んでいく…
冒頭の妊婦殺人事件の犯人はまだ見つかっておらず、
どういう展開になるのかな…と思っていましたが、
途中で野崎が犯人で、真琴が自殺、って流れになって、
あ~、これ僕ってのが最初の犯人でこれ全部夢だな…
という事に気づけました。
案の定その通りで…
僕こと片桐は野崎を筆頭に片桐軍団のリーダーであるが
今は無職で住む家もなく、東京でふらふらしていた。
そこでたまたま野崎に会って、昔住んでいた兵庫県の方で
みんなと同窓会をするから来ないか?と誘われる。
その田舎を毛嫌いしていた片桐だが、誘われるままに同窓会に参加する。
片桐は自分を小説家と偽り、浅い知識をひけらかしていたが、
軽蔑していた田舎の同級生がみな立派な大人になっていて、
幸せそうでしかも知識も豊富な為、完全に切れてしまい、
故郷に復讐をする為妊婦殺しに及ぶ。
こんなに仲良くてもいじめられたって思ってたんだから
なにがいじめになるかほんとわからんね…
片桐はその後トラックに轢かれて危篤状態となるが、
冒頭の僕の物語をずっと夢としてみており、時に幸せそうな
笑い声をあげていた。そのまま彼は死んでしまうが、
その後同じように夢を見て笑い声をあげて死んでいく
子供や大人たちが多発する。
その中に真琴の姉である琴子も含まれ、
琴子を救うため真琴が立ち上がるのであった。
どこまでが夢でどこからが現実かが良く分からない感じが続いたので、
最後のいったん助かったと思わせたシーンも、いやこの流れなら
これも夢のはず!と思っていたらやっぱり夢だった。
しかしこの方はどんでん返しがあんまり上手くない気がする。
劉の車いすの話は結構唐突で、(片桐の夢では確かに足を痛めてたけど)
なんか伏線があったのかもしれないけど
全然気づかなかったので(孫氏とか分からんわ)、
唐突な後付け設定のように思えた。
もうちょっとそれっぽいニュアンスをあちこちにちりばめた方が
より納得感は出たかなぁ…
琴子が弱かったせいで真琴がこん睡状態になってしまい、
結局目覚めぬまま話が終わってしまった。
いつも琴子が真琴を助けるから、珍しい展開だね。
また次作で復活が描かれるのかな?
まぁ、普通に読めましたが、ぼぎわんとかずうのめの方が
面白かったかなぁと思う。
星は3つ。